AUTO CAD LT を実務で学ぶブログ 知っておくと作図に役立つ機能④ 構築線 忍者ブログ
このブログは、CADオペレーターになったばかりの粉雪が、実戦で困ったことなどを調べて、メモ代わりに書いていくブログです。 使用ソフトはAUTO CAD LT 2002、2010。 CAD経験は、職業訓練校で3ヶ月。その後、現在実務で8ヶ月程度となります。
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使ったことのない人は、 そもそも構築線とは何ぞや・・・と思うかもしれないですが、いってしまえば「果てのない線」です。
一度引いてもらえばわかるかもしれないですが、CADの座標をどこまで言っても、構築線は引かれています。
で、それって何に使えるの?と思うかもしれないですが、意外に使えることが多い機能です。

たとえば投影図や分解図や、構造図など、ひとつの図を様々な角度から書くとき。
高さや長さをこの図とこの図で合わせたいんだけど・・・と思っても、すぐ隣に両方を書くなら良いけど、そういうわけにも行きませんよね?
距離をとると、そこまで線分をいちいち引いて長さをあわせるのも大変です(座標をいちいち指定するのもめんどいし(笑))
その点、構築線ならひとつの図形に引けば、どこまで行っても途切れていないので。
離れた場所でも、基準となる位置や長さが簡単にわかるというわけです。

他に、私などは決まった角度で線分を描きたいときなどに重宝してます。
極トラッキングを使えば、角度が出るのはわかっているのですが、でもあれって使えるのは、基準となる線が水平な場合に限られるんですよね。
回転でコピーという手段もありますが、あれもちと指定が面倒だし(笑)
また、角度のわからない角を均等に半分に割りたいときなどにも使えます。
そんなわけで、構築線というのは覚えればなかなか使える機能なのです。

さて、長々と説明しましたが、肝心の構築線の使い方ですが。


【構築線の基本の使い方】
 ①矢印が両側に出ているアイコン「←→※こんなやつ」か、コマンドxline(xl)を入力
 (リボンだとホームの「作成」に入っています)
 ②H(水平)、Ⅴ(垂直)、角度(A)、二等分(B)、オフセット(о)のどれかを選択
 ③図面上、入力したい部分をクリック
 ④エンターで終了

※構築線は無限の線なので、コマンドの参照線として使用できない場合もあります(例、角度寸法など)
※構築線はトリムで途中できれば線分に変更できるので、そのまま図面に使用することも可能です。

※H(水平)は絶対座標に対して水平(0度)の線が引かれます。
※V(垂直)は絶対座標に対して垂直(90度)の線が引かれます。

二つの線分で作られた角を均等に二等分する構築線を引きたい(二等分(b)を指定)

(たとえば70°の角にこの機能を使うと、35°ずつ角が分かれる構築線が入力されます)
 1.角の頂点を指定(二つの線分が交わる場所)
 2.そのまま角度を構成する線分のひとつを指定
 3.線分と同一直線状の構築線が表示されるため、そのままもう一方の線分上を指定
 4.エンターで終了
 
決まった度数、傾いた構築線を引きたい(角度(A)を指定)
二つの方法があります。
 1.絶対座標に対して何度という線を引きたい
   そのまま角度を入れます。
    絶対座標に対して、指定角度の構築線を制作します。
 
 2.ある線分に対して決まった度数傾いた線を引きたい
   参照(R)を指定。
   線分オブジェクトを選択とでるので、基準とする線分を指定
   角度を入力すると、その線分から、指定角度回転させた構築線が作成されます 

ある線分と平行な構築線を引きたい(オフセット(О)を指定)
 通常のオフセットの使い方と同じです。
 1.間隔を数値で入力するか、通過点(T)を指定
 2.元となる線分を指定
 3.構築線を作成したい方向をクリック


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