AUTO CAD LT を実務で学ぶブログ AUTO CAD 画像の研究 画像の挿入② OLEオブジェクトの利用 忍者ブログ
このブログは、CADオペレーターになったばかりの粉雪が、実戦で困ったことなどを調べて、メモ代わりに書いていくブログです。 使用ソフトはAUTO CAD LT 2002、2010。 CAD経験は、職業訓練校で3ヶ月。その後、現在実務で8ヶ月程度となります。
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auto cadで画像を挿入する方法はいくつかあり、その上コマンドにより使える機能もバージョンにより違うようです。
そんなわけで、現在使用している2002の機能を試した試し、順に探っていこうと思います。
  
最初はOLEオブジェクト機能を。


そもそも私のように初心者には、「OLEオブジェクトとはなんぞや?」というところから、話しを始めなきゃいけないと思うんですよね(笑)

OLEとは、「Object Linking and Embedding」の略で、簡単にいうとウィンドウズのソフト同士でデータを共有したり、転送したりする仕組みで、それにより他のソフトで作成したデータを利用できたり、他のアプリケーション機能を利用し、取り込んだデータを編集したり出来ます。
  
つまりOLEオブジェクトは、そのデータにあたります。
 
ただこの機能を理解するポイントとしては、OLEオブジェクトは外部参照(リンク)は出来ないということですね。

OLEオブジェクトは、画像そのものではなく、挿入した画像のコピーを画面上に貼り付けます。
そのため、完全な埋め込み画像(ピクチャ)にしない限りは、画像ソフトを使って編集をすることも可能ですが、その場合、元の画像には何の影響もありません。

  
で、AUTO CADにおける使用方法ですが。



OLEオブジェクトの挿入方法】

コマンド INSERTOBJ を使用するか、もしくは挿入→OLEオブジェクト

※ただし、挿入→OLEオブジェクト→ファイルから指定すると、解像度などがうまく合わず、
  モザイクになったり、アイコンになったりすることがある。
  そのため、下記の方法が簡単。
  
画像を画像ソフトで開きコピー→auto cadのDWGファイル上で編集→形式を選択して貼り付け
自動的にOLEオブジェクトプロパティが立ち上がるため、サイズ等をあわせて入力する

この方法だと、試したBMP、GIF、JPG、PDFは全て挿入できました。
※ただし細かいPDF画像などは、かなり滲んだり、モザイク化したりするみたいです。

ファイルの種類などは、選択肢がけっこうある上、バージョンによって色々変わるため、あえて記載はしませんが。

■イメージ(貼り付けた画像を編集ソフトを開いて、編集可能)
■ピクチャ(オブジェクトとして埋め込むため、編集不可)

この二つを覚えておけばだいたいのバージョンで適用できると思います。
  
  
図面ファイルに貼り付けた、OLEオブジェクト画像の編集方法】
  
画像の上でダブルクリックして、画像ソフトを立ち上げる
画面上で画像を編集する
→ファイル→「”図面ファイルの場所+名称”を更新」という項目をクリック
→画像ソフトを閉じて、図面ファイル上で画像が変わっているか確認
  
   
図面ファイルに貼り付けた、OLEオブジェクトを埋め込み(編集不可)にする方法】
 
画像の上で、右クリックし、変換を選択
→ファイル種類を選択(編集不可の埋め込みならピクチャ)
→OK
 ※時により、変換で再度イメージに戻すことも可能なよう・・
  (出来ないこともあるので、その辺の区別は今の所、わかっていません)




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